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レッスン風景・
  アレンジ手順etc.
インフォーメーション

花音(カノン)のレッスン風景


花音(カノン)ではこんなレッスンをしています。
ある日のレッスンを、花材と手順とともに見ていただきましょう。

 1回のレッスンで使う花の代金は1,000円。
毎回、自分で花を仕入れに行きます。
市場から届いてすぐの花を生花店で購入 (束で買うので割安です)したのち、 水揚げして使うので、かなり持ちは良いです。
今回は、青もじ、デンファレ(ラン5本)、大タニワタリ(葉2枚)。
キク、ローズゼラニウムを足しています。
自宅で採れた枝ものは値がはるので、その分を補うため、 ローズゼラニウムは、とても丈夫でアレンジに便利な葉です。
葉は、強いローズの香りがします。
グリーンにお金をかけるのはもったいないので、自宅の葉っぱをよく切って使用しています。
 まず、ひといけ目。
青もじの伸びやかなラインを活かし、デンファレ、キクを添えています。
デンファレと菊は、混挿しないで、分けて入れることで、 すっきりとした感じに仕上げています。
けんざんが見えないように、ローズゼラニウムを低く入れ、 足元を隠しています。
デンファレの渋い色合いに合うかと思い、土色の花器を選びました。
 つぎにふたいけ目。
イルカのシッポのような形をした花器にいけています。
大タニワタリは、光沢があり、レザーのような質感のとても迫力のある葉です。
水もちも良く、一ヶ月近くもちます。
まず、青もじを丁字どめ(枝の足元に十文字になるように、 切った別の軸を結び、花器に固定する方法)で、 すっくと立たせます。
青もじの枝の間に、大タニワタリを立たせ、花器口に、 白い菊を入れ、足元をひきしめます。
花器のたてにはしる白いラインに合わせ、菊もしろにしています。
 残った花で、3いけ目。
この花器は、百均ショップで買ったプラスティック製の花車です。
百均ショップはもう、花器の宝庫といって良く、安く使えるものがいっぱいです。
水もれを防ぐため、セロファンを敷き、オアシスを置いていけています。
小さなアレンジですが、敷板の上に置いてみたり、人形とともに飾ったりして、 1コーナーを彩ることのできる作品です。
 さらに残ったローズゼラニウムとデンファレでもうひとつ。
これも百均ショップで購入した器に、これまた百均(こればっかりですね…笑)で 買ったハリガネでできた球状のものを落としこんで、花どめとして使っています。
まず、ローズゼラニウムの葉を一枚ずつばらして挿しこんで、 教室においてあるレインディアモス(苔)をあいだにはさみこみ、 残ったデンファレを挿してあるだけです。
これはトイレや洗面台に飾ると良いと思います。
 というわけで、1レッスンで今回は4つできましたが、 だいたい生徒さんは、3つくらいいけて帰られます。
花器・けんざん・オアシス・ラッピング用紙を駆使して、 自分のすきな作品をどんどんつくり出していくという教室で、 同じ花材ですが、バラエティに富んだ作品が仕上がります。
活けた人の個性がそのまま作品にあらわれるので、 毎回、他人の作品を見る楽しみもあります。

さあ、みなさんもぜひお試しになってみてください。
スタジオ 昴 - すばる -
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